2014.06.02五大栄養素について
五大栄養素とは、たんぱく質、ビタミン、炭水化物、ミネラル、脂質の5つを言います。
- たんぱく質
- 身体をつくる働きに作用します。筋肉組織、内臓組織、皮膚組織、髪などといった、あらゆる身体の構成に不可欠な栄養素です。たんぱく質は20種類あるアミノ酸の組み合わせによりたんぱく質となり身体組織の形成保持に作用します。このうち、体内で作られない9種類のアミノ酸を必須アミノ酸といいます。主に肉・魚介類・大豆・卵などが消化される事でアミノ酸と酵素へ分解されます。必須アミノ酸はトリプトファン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジンで、全てをバランスよく食することで有効的に作用します。
アミノ酸は体内の機能生成と調整、代謝促進に作用しますので、内臓や脳の活動や生育、筋肉破壊の保護作用や脂肪燃焼による代謝運動エネルギー、免疫力の向上など、健康保持に欠かせない栄養素です。また、美容としてはしわの予防改善、血行促進、代謝によるニキビ予防や老廃物の除去にも効果を発揮します。
- ビタミン
- 身体の調子を整えるのに作用します。13種類あり、主に食事による外部摂取により補う必要があります。ビタミンの種類により食材がかわり、肉・魚介類・緑黄色野菜・卵など広く必要な栄養素を補う必要があります。
- 炭水化物
- 脳や身体の働きに必要なエネルギーになります。消化されて糖質となるものと消化されない食物繊維とに分類され、主食となるご飯・麺類・パンをはじめ、糖類や芋などが身体に吸収されるとすぐに燃焼してエネルギーとなります。同じように作用する脂質と比べると燃焼が早いのが特徴です。
- ミネラルについて
- カルシウム、鉄、ナトリウム、マグネシウムなどをいいますが、元素から水素、炭素、窒素、酸素を除いたものすべてをミネラルと言います。
骨や身体の生成や体調を整えるのに必要な栄養素ですが身体では作られません。食べ物による摂取が必要で海藻、小魚、牛乳などに多く含まれます。
- 脂質
- 身体を動かすエネルギーや、ホルモン、神経組織、細胞膜の形成に作用します。主に、肉・バター・マーガリン・植物油などから摂取できます。